2012年4月1日日曜日

テレビ視聴と自閉症



 『テレビに子守をさせないで』という本が出版され、テレビが自閉症の原因であるかのように取り沙汰されてから、数十年がたつ。

 いわく、ひとりでテレビ視聴を続ける子どもは言葉が育たない、自閉症になる……。

 そしてその背後には、テレビに子育てをまかせている問題の親たちがいる……。
自閉症になるから、テレビを子どもに見せちゃいけません……。
(テレビをつけないようにしたら、言葉を発するようになった子どもの話などが挙げられていた)

 療育関係者や医療関係者から批判的な意見がだされ、そういった論調は下火になったが、当時、なぜこれが、全国的に大きな話題になったのだろうか。

  テレビ長時間視聴=自閉症

 という図式は、自閉症についての「一般的な認識(誤認識)に合っていて」わかりやすく、インパクトがあったから、としか考えようがない。

 だから、一度は否定されても、時をおいて、同じ論調がたち現われてくる。その一つが、下段に紹介した、一つの新聞記事である。自閉症についての誤認識は解消されていないのである。

■小児神経学会のパブリックコメント
 2004年に入って再び、育児の世界で、テレビの問題が取り上げられてき始めた。小児科医のグループや育児関係の人達から、テレビ視聴は子どもの成長に問題である、と警鐘をならす発言がつづいたのである。
 ただし、それは、テレビ視聴が自閉症をつくる、ということではない、と慎重な添え書きがある場合もあった。『テレビに子守りをさせないで』の頃とは、自閉症に対する認識が変わってきたのであろう。

 それでも、日本小児神経学会が以下のようなパブリックコメントを発表したことは、とても意味があることと思われる。

「TV視聴と言葉の遅れ、因果関係「不明」 
~日本小児神経学会が提言を発表~

 言葉の遅れや自閉症が、テレビやビデオ視聴のせいだとする十分な科学的根拠はない。

 日本小児神経学会(青木継稔会長)は(2004年7月)17日、そんな提言を発表した。小児科医らの団体から、長時間視聴の影響を懸念する提言が相次いでいるが、「育児不安をあおりかねない」と冷静な対応を求め、今後、望ましい視聴時間、方法、番組内容について科学的検討が必要だとした。

 提言をまとめた小西行郎・東京女子医大教授は「因果関係は不明なのに『テレビを見せたせいで自閉症になったのでは』と悩む親が多い。脳神経の専門家集団として、あえて発言した」という。同学会は、発達障害など神経の病気が専門の小児科医の団体で、会員は約3300人。

 今年2月に小児科の開業医・勤務医でつくる日本小児科医会が、3月には日本小児科学会が、2歳までの長時間視聴を控える、授乳中や食事� �にテレビをつけない、などの提言を出している。 (04/07/19 ) 朝日新聞より)


あなたは5年生の成長にどのようにあなたの骨が長くなり得るか
■市民権を得ているとはいえない?
 「自閉症とは、(先天的な)脳の機能障害である」ということは、専門家のあいだではともかく、一般的にはどの程度浸透しているのであろうか。「自閉症」が「自ら閉ざす」と受けとめられ、ひとりでテレビを見ている子どものイメージと重なる限り、誤解にみちた発言は今後も、続くのかもしれない。まだまだ、ひとつひとつに対応していくしかないのであろうか。  2003年5月3日付朝日新聞・別冊Be(エンターテインメント)の伸々術のページの「最新治療・あの手この手」というコーナーに次の記事が掲載されました。言葉の育たない現代の子ども達の問題はさておき、自閉症に触れた部分に大きな問題があると思われます。
 日本自閉症協会は朝日新聞に対し抗議文書を送りました。それを受けて、東京都自閉症協会は、支部としてまとまった動きはせず、幹事各々の判断で動くと決めました(5月8日幹事会)。しかしながら、朝日新聞社からの回答を読む限り(日本自閉症協会ホームページ http://www.autism.or.jp/ 資料編)、編集部サイドにこの問題についての明確な認識があるとは受け取れません。
 支部としては、あらためて問題を提起し、会員及び各関係者の方々に、ご判断をお願いしたいと思います。
 まず、その記事を掲げ、次にこの記事に対し抗議されたお二人の方の文章をご紹介いたします。お一人は精神科医・内山登紀夫先生。自閉症児者診療の第一人者のお一人です。もうお一人は、弁護士の阿部真理子さん。自閉症のお子さんのお母さんでもあります。
 そのあとに、朝日新聞社からの「回答」と、それを受けてのお二人の感想・意見を掲げます。

第1部
*****朝日新聞記事*****    

「テレビがつくる言葉遅れ」
 運動機能や知能に問題がないのに言葉をほとんどしゃべれず、仲間と遊べない子どもが増えている。このような「自閉症そっくり」の子どもたちを、川崎医科大学(岡山県倉敷市)の片岡直樹教授(小児科)は「新しい タイプの言葉遅れ」と名付けた。原因はテレビやビデオ漬け。「テレビをやめ、母子教室などであやしたり、じゃれあったりして、愛着関係を育てる。まねや指さしができるようになると、心が通じ合う。3歳前までは治る可能性が高い」と片岡さん。

 はっきり確信したのは94年だった。2歳2カ月の女児は目線が合わず、呼びかけは無視、指さしもしない。生後6カ月からテレビ、ビデオと、オモチャでの1人遊びばかり。手がかからないと喜んでいた親も、意 味不明の言葉しか話さないので心配して受信した。同じような子どもが次々と片岡さんのところに集まり、200人を突破。01年夏「テレビ・ビデオが子どもの心を破壊している!」(メタモル出版)に治療経過など をまとめた。

 内容はよくてもビデオ、テレビ、テレビゲームは一方通行の刺激。人間的な接触が不足すると、乳児期で最も大切なコミュニケーション能力の土台ができなくなる。1歳まで正常、半年間の学習ビデオ漬けで言葉が消え た例もある。

 自閉症は脳障害が原因とされている。今は200人に1人で、40年前の25倍という異常な増え方だ。片岡さんは、増えた分の多くは実は治る可能性が高い「言葉遅れ」で、やはり急増中の「注意欠陥・多動障害」 (ADHD)や「学習障害」(LD)の児童の大半は、その軽いものと考えている。(編集委員・田辺功)

*語った人:片岡教授の紹介



第2部

 この記事に対して、二人の方が抗議文書を朝日新聞社に送りました。筆者の承諾を得て、ご紹介します。

○内山登紀夫先生

朝日新聞編集長殿

 本日の朝刊で「テレビがつくる言葉遅れ」の記事を一読しご意見申し上げます。
 記事は記者の伝聞という体裁をとりながらも片岡直樹教授の主張が「全面的に正しい」、あるいは「学会の定説」のようにとられかねない体裁をとっているように小生には思われます。

「・・・自閉症は脳障害が原因とされている。今は200人に1人で、40年前の25倍という異常な増え方だ。」


口臭実験の子供

 このように疫学研究の上で「増えている」と言われているのは確かですが、実数として増えているのか、自閉症概念が拡大したために増えたのか、専門家の間に知識が浸透したために増えたようにみえるの、色々な議論があり、結論が出せないでいるのが自閉症研究の現状です。

「片岡さんは、増えた分の多くは実は治る可能性が高い『言葉遅れ』で、やはり急増中の『注意欠陥・多動障害』(ADHD)や『学習障害』(LD)の児童の大半は、その軽いものと考えている。(編集委員・田辺功) 」

と確かに片岡さんは考えていらっしゃるのでしょうが、このような考え方をしている専門、特にテレビと関連づけて議論している専門家は世界中の自閉症研究者の中で、きわめて例外的な存在です。ADHDやLDの研究者にも片岡説に賛成する人は、非常に例外的な存在と思われます。
 記事を読まれた読者が、あたかも自閉症の多くは(25倍に増えた自閉症のうちの「多くは」)、テレビの見せすぎによるものであると思われるのではないでしょうか。
 自閉症の原因をめぐっては多くの議論があり、片岡教授のように「増えた」「自閉症」の多くが、テレビによるものだと考えるのは単純すぎますし、実証的なデータもなく、メディアで大々的に報道するような段階にあるとは小生には思えません。
 自閉症の子どもをもつ親の方の多くが、この記事を読んで「小さいときにテレビを見せすぎたせいだ」と思われ、自分自身を責めることになるのではないかと思うと、とてもいたたまれずメールさせていただきまた。
 朝日新聞という権威ある媒体で記事にされる際には、その影響力の大きさを考えていただきたいと思います。
とくに片岡教授説のように、学会での定説となっていない内容を記事にされるときには、他の専門家の意見や親の団体である「日本自閉症協会」などにも意見を聞かれるなどされると、よりバランスのとれた記事になるのではないかと思うしだいです。
 なお小生は児童精神科医ですが、朝日新聞の読者でもあります。読者としても児童精神科医としても、このような記事を掲載されることを残念に思います。

よこはま発達クリニック医師
大妻女子大人間関係学部助教授
内山登紀夫

*********

○阿部真理子弁護士


別の医療分野は何ですか

拝啓
 当職は東京弁護士会に所属し、息子が自閉症である関係から、日弁連の障害ある人に対する差別を禁止する法律に関する調査研究員会の委員をしている弁護士の阿部真理子と申します。日本自閉症協会東京都支部の顧問も務めております。昨年末には、貴紙「私の視点」に拙稿を掲載して頂きました。
 
 さて今回は取り急ぎ、自閉症の子どもを持つ親そして福祉関係者としての立場でメールを差し上げます。
 すでに同様の指摘は専門家の方から多数寄せられているのではないかと推察しますが、5月3日付の貴紙に掲載された後掲記事(省略)に関し、関係者として是非とも記事の間違いに関して御指摘致したく、メールを送信させて頂く事に致しました次第です。
 貴紙の記事は、残念ながら、現在世界的に確立された自閉症及びその周辺疾患に対する見解とは余りにもかけ離れた内容となっていると考えます。 
 当該記事にあるようなTVや親の育て方等々に自閉症等の原因を求める考え方は、「健常の側」の世間からなんとなく納得が得やすいため、支配的な見解とされてきた時期も確かにありました。しかし現在では試行錯誤の果てに、全く根拠のない誤解であったことが、研究者らの大いなる反省とともに、世界的に実証されています。
 自閉症、ADHD及びLD(以下、これらをまとめて「自閉」と言います。)はいずれも原因不明で先天的な脳疾患に起因しており、後天的にTVやビデオ、まして親の育て方によってそのような障害になるものではありません。その意味で、記事にある見解は、すでに否定されたものと言うしかないのです。
 また、記事の意見を述べたとされる片岡教授は「新しいタイプの言葉遅れ」を新たな類型となさり、増加した自閉症の大部分を占めるがそれは治る可能性が高い、また、ADHD及びLDも「新しいタイプの言葉遅れ」の軽いものであると論じておられるとのことです。
 しかし、そもそもこのようなカテゴリーがあるとのエビデンスは全く不明で、やはり当職らの常識からはかけ離れているのです。
 
 一般的に、自閉症は言葉の遅れを伴うのが通常です。しかしその中には、療育他によって言葉を獲得し、普通に会話ができるようになる人も、確かに少なからずおられます(片岡教授はそのような方達を取り上げておられるのであろうと推測されます)。
 しかし、例え言葉を獲得したとしても、それをもって自閉が「治った」とするのは全くの間違いです。先天的な脳疾患に起因する対人的コミュニケーションの困難という自閉の特徴は最後まで残り、そのため、例え言葉が話せるようになっても、自閉は「治らず」、一生涯、社会生活に困難がつきまとう人たちがほとんどなのです。まさに、その点が自閉の困難の中心になっているのです。
 片岡教授の見解は、上記のような一生涯続く(成人後までの)話がフォローされていません。失礼ながら、目先の「子どもの言葉遅れ」の点のみに問題点をしぼっているにもかかわらず、それを自閉全体に一般化してしまった点が誤りの原因ではないかと推察する次第です。
 
 さて片岡教授という方も、おそらく、言葉の遅い子どもたちの増加傾向に心を痛め、親たちの心配に寄り添う形で状況改善のために真摯に取り組まれ、その中で、その試みが一定の成功を収めて来られたのであろう、その意味では、自閉症児の療育に寄与してこられた得難い研究・実践者の方であると思います。
 それだけに、このような誤解は是非とも解いていただきたい、最新の自閉症の研究成果を踏まえた上で、教授が重ねて来られた実践を更に積んで頂ければ、日本の自閉症療育の世界にも、更なる発展が期待できるのではないかと思います。


 さて自閉の原因論に関する誤解は、従来、世間の人の自閉症児者やその親に対する差別を助長してきました。
 特に、2~3歳の頃の自閉症児の母親は、まだ障害の全体像も知ることができず、日々の不安の中で手探りをしながら生活している状態です。
 そのような中、子どもの言葉が遅いのは「育て方のせいではないのか?」「あの母親が○○をしたから子どもが障害になったのではないか?」「○○のような方法で治ったって話を聞くから、あなたもそうすべきだ。」等という根拠の乏しい情報に振り回され、心身ともに疲弊の極致にあるのが常です。当職もまさにそうでした。
 当職を含め福祉関係者は、日々、このような誤解が解かれ、正しい自閉に関する情報が皆さんに伝わることで、自閉のみんなとその家族が生きやすい社会が生まれるよう努力しております。
 
 全国的に多大な影響を持っておられる貴紙、そして片岡教授です。
 たいへん失礼なメールとなってしまった点、恐縮致しております。しかし、このメールの意を汲んで頂き、障害に関する誤解のない社会が生まれるよう、今後とも正しい啓発記事を掲載下さいますよう、切にお願いしてメールの締めくくりとさせて頂きます。

敬具
東京弁護士会所属   弁護士 阿部真理子

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阿部真理子弁護士は、平成16年1月17日に、
ご病気のためお亡くなりになりました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
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第3部

 朝日新聞社からの回答に関して、お二人に感想を伺ったところ、以下のメールをいただきました。

○内山登紀夫先生からのメール
 
 朝日新聞社からの「回答」を受けました。でも、釈然としていません。「回答」は以下。

謹啓
 Eメール拝受しました。
 日ごろ、朝日新聞をご愛読いただきありがとうございます。

 今回、内山様よりご指摘いただきました5月3日付beの「最新治療あの手この手」について、説明させていただきます。
 この記事は、「自閉症」と見られている子どもたちの一部について、片岡直樹教授のこれまでの研究に基づく考え方や対応を紹介したものです。けっして自閉症全般について「原因はテレビやビデオ漬け」としているわけではありません。記事の中でも、片岡氏は「新しいタイプの言葉遅れ」として、脳障害を原因とする本来の自閉症とは区別しています。

 この点、どうかご理解下さい。みなさまからのご指摘は、今後、自閉症関連の記事を書く際、十分参考にさせていただきます。
 なお4月から始まりました本欄は、学会などで議論があったり、定説にはなっていなかったりしていても、一定の効果を挙げている治療方法などを広く紹介しています。この点は第1回目の4月5日付の記事でもおことわりしています。

 貴重なご意見をありがとうございました。今後とも、ご指導のほどよろしくお願いいたします。

謹白

*********

○阿部真理子弁護士からのメール

回答は届いています。〈上記同様〉
 朝日新聞の記事ないし記事に載った片岡教授の見解に関し、私は学者ではないので、誰の言い分が医学的に正しいという話は、これ以上は差し控えたいと思います。
 しかし、私としては、学説としての正否はさておき、記事を素直に論理的に読む限り、後掲のような流れになってしまうということ、そして朝日新聞の反論メールを読んでも、朝日の側が(意図的なものかどうか)、そのことに全く無自覚な態度であることに、問題があると考えています。その意味で、朝日新聞からの回答は非常に不十分だと思います。


 まず朝日の記事によると、片岡教授いうところの「新しいタイプの言葉遅れ(以下「新タイプ」といいます。)」とそれ以外のタイプは、
(1) ア] 親に努力をさせた上で「結果的に特定の症状が消える方向に向かったか」という事後的な基準でしか判別出来ないように読めます。
 しかも記事を読むと、実際に治った例がどの程度あるのかは丁寧にぼかされていて、「治る可能性」を示唆しているだけのことです。
 また、新タイプに当たるか否かを判断するのがいつの時点なのかも(3才頃までに治る可能性が高いという以外に)何ら明確に示されていません。
 さらに根本的に、片岡教授が「治る」と言っておられる内容が、具体的にどのような状態を指しているのかも不明です。
 このように曖昧な記述だらけにもかかわらず、「治る可能性がある類型」を旧タイプと区別しているわけです。

 イ] さてこの見解だと、「結果として症状改善がなされなかった」者に対しては、
  A 親の養育態度(TVビデオ漬けにさせた)若しくは3才前後の適切な時期で発見できなかったことが原因であった 
または 
  B 子どもが旧タイプ(新タイプ以外の人たちを指します)であった
 という判断がなされることになります。しかしAとBの区別方法についても、やはり朝日の記事は、何ら基準を示していません。
  ↓
その結果、
記事を読んで「症状を改善させたい」と痛切に願う御両親が生じた場合、万一そのお子さんが旧タイプであったときには、必ずしも症状の改善につながらない無駄な努力を御両親に強いる可能性を生みます。
 そればかりか、自閉症の症状を残すお子さん全体が、記事を読んだ一般の人から、「治る可能性があったのに親の努力が足りなかったのではないか(TV漬けにさせたか、または発見が遅れたのが原因だった)」という判断に晒されることになります。
 さらに「結果的判断」と「可能性」という基準しか与えないということは、記事を読んだ新旧両タイプの親に対して、「いつまでどのレベルまで努力を続ければいいのか。」「症状が改善に向かわないのは自分たちの発見が遅れたせいではないか、更なる努力が足りなかったせいではないのか。」との自省を、際限なく迫る結果を招きます。
 これは、新タイプの親御さん達はもちろんのこと、旧タイプの御両親達にとっても、非常な苦痛を招くこととなります。
 私が記事を一読したとき非常に反発を覚えた原因は、主としてこの点にあったように思います。 
  
(2) また、臨床例として片岡教授の言うような経過をたどり、言葉を獲得する類型があるとして、それが治ったといえるのかどうかについても記事からは不明瞭です。のみならず、片岡教授が具体的にどのような事案を指して新タイプと評価しているのかについてすら、充分な例示がなされていません。繰り返し指摘しますが、記事には「治る可能性が高い」例があるという書き方しかされていないのです。
 そして記事を普通に読む限り、新タイプにあたるか否かの判断は、どうやら、幼児期に限定した言葉遅れと大人に対する愛着行動を中心に判断した片岡教授の主観に基づいてなされるもののようで、記事には子どもの成長過程に関する追跡の結果が全く示されていないのです。
  ↓
そのため、
自閉症は一生涯を通しての障害であるという通説的見解からは「治っていない」にもかかわらず、片岡教授の見解から「治った」と子ども時期に判断されてしまう人たちが生じ、本来なら受けられたはずの必要な支援が受けられずに生育してしまう人を生むという重大な結果を招きうると思うのです。
 皆さんの御判断はいかがでしょうか。では。



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